『嫌いになりたいのに、あなたが好き。』読書記録「伝え方が9割」
あの時のあの言葉、もしかして可能性があったのかも…?
本書は、小学生時代から伝える事を苦手としていた著者の佐々木圭一氏が、
四苦八苦しながらもコピーライターを勤め、賞を得るまでとなった
”人の心を動かす言葉の作り方”について書かれた一冊。
- 人を動かすには、相手の気持ちを考える事。
- 伝えたい言葉の他に、少しの心配りで効力が上がる事。
- 付け加えたり一捻りするだけで、印象に残る言葉に生まれ変わる事。
それらがクスっと笑ってしまうような挿絵や事例、
心に響く言葉の引用とともに、実践しやすいよう解説されています。
わかりやすく、おもしろく、アツい本でした。
さすが、コピーライターさんです。
目次
はじめに 伝え方にはシンプルな技術がある
第1章 伝え方にも技術があった!
──なぜ同じ内容なのに、伝え方で「イエス」「ノー」が変わるのか?
●確率0%を、アリに変える!
──すべてのことで可能性が増えれば、人生は変わる
●大切だとわかっているのに、誰も鍛えていない「伝え方」
──学校では教えてくれなかったこと。でも手に入れると人生の決めどころでスマッシュを打てる
●伝えることが苦手だった私
──コミュニケーションで悩み抜き、結果として突破に至るまでの道のり
●「伝え方に技術がある!」と気づいたできごと
──伝え方が苦手だったからこそ気づき、技術として体系化できたこと
●いちど知れば、伝え方は一生あなたの武器になる
──使えば使うほど磨かれ、鋭くなる伝え方の剣
●どんな資格より、まず伝え方を学べ
──就職でも、昇進でも、あなたを最後まで守ってくれるのは、伝え方
●個人発信力が求められている時代
──お店オススメより、バイトのゆっき〜オススメが求められる
●コトバの一般常識にサヨナラ
──正しい言葉づかい、教科書の国語は実践で役に立たない
●ほとんどすべての人が自己流。つまり学べば突出できる
──個人発信の今こそ学ぶチャンス。他の人はまだ気づいていない
●第1章まとめ
第2章 「ノー」を「イエス」に変える技術
──あなたがこれからする頼みごとに「イエス!」をもらう具体的な技術
●コトバは「思いつく」のではなく「つくる」ことができる
──誰にでもつくれる方法がある。一般公開されていなかっただけ
●結果を変える「お願い」コトバのつくり方
●「イエス」に変える3つのステップ
ステップ1 自分の頭の中をそのままコトバにしない
ステップ2 相手の頭の中を想像する
ステップ3 相手のメリットと一致するお願いをつくる
●はじめは丁寧に、レシピ通りに
●「イエス」に変える「7つの切り口」
①「相手の好きなこと」
②「嫌いなこと回避」
③「選択の自由」
④「認められたい欲」
⑤「あなた限定」
⑥「チームワーク化」
⑦「感謝」
●「お願い」は相手との共作だ
●この瞬間から、技術を使ってみる
課題1 「自転車を置かないで」
課題2 「ムダな電気を消して」
●コトバの力だけで突破する
──モノでつるのではなく、コトバだけで相手の気持ちを変える
●「ノー」を「イエス」に変える技術を毎日に
──選べないはずの、白い携帯を手に入れたコトバ
コラム ふせんマジックを使う!
──あなたはまだふせんが持つ可能性の10%しか使っていない
●第2章まとめ
第3章 「強いコトバ」をつくる技術
──感動スピーチも、映画の名セリフも、こうやればつくれる
●誰にでも、強いコトバはつくれる
──例えば、感動するコトバはつくれるのでしょうか?
●世の中の情報量は、10年で約530倍になった
──感動のないコトバは無視される時代
●同じ内容なのに強いコトバと弱いコトバがある
●「強いコトバ」とは?
●コトバエネルギーをどう生むか
●「強いコトバ」をつくる5つの技術
①サプライズ法──超カンタンだけど、プロも使っている技術
②ギャップ法──オバマ氏、村上春樹氏も使う心を動かす技術
③赤裸裸法──あなたのコトバを、プロが書いたように変える技術
④リピート法──相手の記憶にすりこみ、感情をのせる技術
⑤クライマックス法──寝ている人も目をさます、強烈なメッセージ技術
●5つの方法を駆使すれば、無限にコトバはできる
──周りの人から「コトバが変わったね」と言われる日
●人間の本能に基づいたコトバはグローバルだ
──どの国でも、どの人種でも使える技術
●10分で「強い長文」をつくる技術
──つまらなそうな長文を、読みたくなるものに変える! 超カンタン版技術
①先を読みたくなる「出だし」をつくる
②読後感をよくする「フィニッシュ」をつくる
③飛ばされない「タイトル」をつくる
コラム 時間にゆとりのある方には、長文全体を強く!
●メールは感情30%増量でちょうどいい
──理解すべきは、デジタル文字の冷たさ!
●人を動かすのは、ルールではない。感動だ
──本当に人が動くとき、それは心が動いたとき
●第3章まとめ
おわりに
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